• haraguchi16

体験者インタビュー第21回「剣先までよく見えて驚いています!」

更新日:11月17日

RETISSAシリーズ(民生機器)の網膜投影を体験してくださった方に、その感想を伺うインタビューシリーズ。第21回は、全日本フェンシング選手権大会を会場でRETISSA Display Ⅱを使って観戦した山本様にお話を伺いました。




ご協力いただいた方


お名前:山本健人 様

眼の状態:先天性の杆体一色型色覚

視力:両眼共0.06

(日中:0.02 夜間(暗闇)0.1)


ご体験いただいた製品:

RETISSA Display Ⅱ+RD2CAM





提供:🄫日本フェンシング協会/竹見修吾



―自己紹介をお願いします。

名前は山本健人(やまもとけんと)です。疾患名は、杆体一色型色覚で、色がわかりません。恐らく、皆さんが言うモノクロの世界を見ていて、それもはっきりとは見えません。生まれつきの疾患なので、色が何なのかわかりませんが、いわゆる暖色であろう、寒色であろうということはまれに分かることがあります。日中の視力は0.02程度で、夜間(暗闇)では0.1程度です。羞明(しゅうめい)があるので、明るければ明るいほど見えなくなってしまいます。ですから日中は白杖を使って目を閉じて歩いたり、サングラスをかけて遮光したりしています。


―普段どのような補助具を使っていますか。

白杖と日差しを遮るためのサングラス、スマートフォンです。パソコンの画面は白黒反転させたうえで拡大して見ています。


―日常生活の中で不便と感じることはどんなことですか。

そういわれると、何もかもに不便を感じますが、強いて言うなら移動です。公共交通機関を使った移動中には困ることが多いです。


提供:🄫日本フェンシング協会/竹見修吾


―RETISSA Display Ⅱ+RD2CAMを使ってフェンシングの大会を観戦していただきましたが、いかがでしたか。

本当に鮮明に見えました。テレビをそのまま眼の中に入れているような、今まで体験したことのない感覚でした。剣先まではっきり見えて、「くっきり」という言葉が何を指すのかが、この機器を使ったことによってわかりました。テレビでしか見ることのなかった生の世界を見ることができました。人の表情も見えて、文字も読めました。

会場内は明るさの変化がありましたが、この機器は自動で明るさを調整する機能がついていたので良かったです。自分の眼では明るさの変化についていけないし、調整がとても難しいのです。サングラスで遮光するより、こっちの方がずっといいです。


―この機器に今後どのようなことを期待しますか。

用途を限定すれば今の機器で十分使えますが、もっと日常的に使えるようになったらいいと思います。日常的に使うことを想定すると、バッテリー等の配線は気になりませんが、カメラのレンズが大きすぎると思います。ほかの人からどう見られているかということが気になるからです。外から見て明らかにカメラだとわかると、盗撮していると思われるかもしれません。スマートフォンを使っているときも同


じような心配があります。かっこよくて、晴眼者もかけるようになれば、もっと広まって僕たちもかけやすくなると思います。


お友達の岩田様のコメント:

私は視神経に疾患があり、この機器を使っても見ることができませんでした。それでも「見えない」ことで出会った8年来の仲間である山本さんが「見えた」ことが、正直涙が出そうなくらい嬉しいです。ロービジョンの仲間が集まっても、スポーツを見に行くということはまずありません。でも、これをきっかけに、そんな機会が生まれたり、スポーツ観戦を通して仲間や家族間のコミュニケーションが増えていったりしたら嬉しいです。私はこの機器を使える人を紹介できるので、どんどん繋げていきたいと思います。                    提供:🄫日本フェンシング協会/竹見修吾

                 


ありがとうございました。



*このインタビューは2021年11月7日に行いました。

*個人の感想です。見え方には個人差があります。

*RETISSA Display IIは医療機器ではありません。特定の疾患の治療や補助・視覚補正を意図するものではありません。


*網膜投影技術の詳しい仕組みはこちら

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