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体験者インタビュー第16回「移動するときにも困らない!」

更新日:1月15日

 RETISSAシリーズ(民生機器)(以下RETISSAと略す)の網膜投影技術をご体験いただいた方に、その感想を伺うインタビューシリーズ。第16回は、ロービジョンフットサル元日本代表の角谷佳祐さんにLKSと試作品LOG(レーザオペラグラス)(仮称)をお試しいただき、お話を伺いました。


ご協力いただいた方

お名前:角谷佳祐様(31歳)

ご職業:理学療法士

    ロービジョンフットサル元日本代表



ご体験いただいた製品:LKS(レーザカレイドスコープ)

         LOG(レーザオペラグラス)






―自己紹介をお願いします。

 石川県出身です。中学校と高校は普通校に通い、筑波技術大学に進学しました。理学療法士国家資格を取得後は都内の病院で、理学療法士として勤務しています。ロービジョンフットサルは大学在学中に始めました。2013年に日本代表が組織されてからは、全大会に出場しています。仙台で行われた世界選手権ではキャプテンも務めました。現在はロービジョンフットサルチームであるGrande Tokyoにて活動を行う一方、障害のある子供たちにフットサルを指導しています。


―眼の状態をお聞かせください。

 先天性視神経萎縮症です。小学校1年生の時に診断されました。全体的にぼやけて見えていて、3メートルくらいの距離では人の輪郭とその人がマスクをしていることがわかる程度です。真ん中に特に見えにくい部分があるので、正面にいる人を見ようとすると眼が斜めを向きます。左右ではどちらかというと左のほうが欠けている部分が多いので、右眼をよく使っています。


―日常生活で不便なことはどんなことですか。

 外での移動が不便です。勢いよく動くことはできません。例えば信号は見えないので一度止まり、周りの人の様子を見て渡るタイミングを判断します。または、信号が点滅を始めると見えるので、その瞬間に渡ったりしています。眼鏡で信号が見えたらいいのにと思います。電車での移動の時は表示を拡大鏡でめいっぱい拡大して見ますが、時間がかかりますので大きな駅で混んでいる時間帯などは大変です。また、レジでの支払いにクレジットカードを使いますが、暗証番号を入力するテンキーの番号が見えないので、5のキーについている点を頼りに押します。決定を押してレシートが出てきたら「ラッキー」って思います。


―日ごろ利用している補助具はどんなものですか。

 文字を読むときは、卓上型の拡大読書器を使って一画面に15文字程度を映して読んでいます。また、仕事で紙に文字を書くときは単眼鏡を使います。スマホで見たいものの写真を撮って拡大して見る事もあります。スマホに文字を入力するためは、拡大と縮小を繰り返さなくてはならないので苦手です。文字入力にはMACの音声認識をよく使います。読み上げ機能も使いますが、専門用語例えば大腿四頭筋を「ダイタイヨンアタマスジ」と読んでしまいますので、専門用語にも対応できるようになれば便利だと思います。


―LKSでテスト画面を見ていただきました。

 アルファベットが読めます。全体の文字が読めて、特に真ん中にある文字が見えにくいということはありません。文字を小さくしていって96ポイント(一画面に45文字表示)くらいまでは楽に読めました。英語の文字だとわかっていれば80ポイント(一画面に72文字表示)でも判別できそうです。

 カラーの画像は、あらかじめ教えられなくてもクマノミやイソギンチャク、ウミガメの姿がわかりました。


―LOGはいかがでしたか?

 これはすごいです。夕暮れ時にズーム機能を使って窓の外を見たのですが、向かいのビルの階が数えられました。各フロアの線が見えますね。明かりがついている部屋が少ないこともわかります。

 仲間の顔をこんなにはっきり見たのも初めてです。白髪の数を数えましょうか(笑)。単眼鏡より良く見えます。これだけ見えれば、移動するときにも困らないと思います。


―ありがとうございました。


*このインタビューは2020年10月28日に行いました。

*個人の感想です。見え方には個人差があります。

*RETISSA LKSおよびLOGは医療機器ではありません。特定の疾患の治療や補助、視力補正を意図するものではありません。

*網膜投影技術の詳しい仕組みはこちら


第15回はこちら  第17回はこちら


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